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太陽光パネルの種類と特徴

太陽光パネル太陽光パネルは「セル」と言われる約15cm四方の板が複数枚組み合わさって作られており、家の屋根に設置し、太陽光が当たる事により電気が発生する部品で、現在、多くの種類の太陽光パネルが開発・販売されています。
また種類によってそれぞれ特徴や性能、価格が異なっており、予算や家族構成、屋根の向きや面積によって、最適な太陽光パネルが変わります。
業者に見積もりを出してもらう際に、最適な太陽光パネルを相談したり、提案してもらえますが、ご自分でも特徴を把握し検討ておいた方が安心です。

また、光エネルギーを電気エネルギーに変換する割合を表す「変換効率」という数値が高いほど多くの電気に変換してくれますが、カタログを観たり比較をする際に「変換効率」が記載されていたらそれがセルの変換率なのかパネルでの変換率なのか、十分に確認してから比較した方がいいでしょう。(セルが組み合わさって太陽光パネルになった時の方が変換効率が低くなります)

種類と特徴

《単結晶シリコン型》
結晶の配列が規則正しく並んでいる為、電子の流れの効率がよく、最も高い発電能力があるので
あまり枚数が載せられない面積の狭い屋根などに最適です。
しかしコストが高く、高温になると発電効率が低下する欠点があります。


《多結晶シリコン型》
単結晶パネルでは使用する事ができない多数の結晶を集めて作られたのもで、単結晶に比べて発電能力は劣りますが安価で設置する事が可能です。設置の際は枚数が必要になるので面積の広い屋根などに適しています。
しかし、単結晶シリコン型と同様に高温になると発電効率が低下する欠点があります。


《アモルファスシリコン型》
非結晶であるアモルファスなどを用いて薄く形成されて作られており、大きな面積の太陽光パネルを安価に生産する事ができます。低照度でも高い変換率を誇り、高温でも効率が低下しません。
しかし結晶シリコンよりも発電効率が劣るので、発電量を確保するのは困難です。


《ハイブリット型(HIT)》
結晶シリコンとアモルファスシリコンを重ねあわせて作られており、結晶シリコンの高い変換率と
アモルファスシリコンの高温でも効率が低下しない特性を併せ持ったタイプ
で、屋根が高温になりやすい地域に適しています。


《カルコパイライト型(CIS系薄膜太陽電池)》
シリコンを使用せずカルコパイライト(黄銅鉱)系(銅、インジウム、ガリウム、セレンの化合物など)を使った太陽電池です。薄型で軽く効率の良い発電が可能で量産にも適しています。
しかし、インジウムの資源量が少ない事が懸念されています。

まとめ

太陽光発電を設置した家設置場所や範囲が限られた都会の家には、価格は高いけど発電効率の良い単結晶タイプ、広範囲に設置が可能な屋根なら、価格は安いけど場所を必要とする多結晶タイプなど、 設置する屋根の面積や周辺環境、初期費用の回収計画によって最適なパネル選びをする必要があり、通常発電効率の高いパネルほど値段が高くなります。

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